実はNISAよりもすごい!?確定拠出年金のメリットとデメリット。
確定拠出年金のメリットは,
何といっても拠出金が全額控除となること。
月2.3万,年間27.6万拠出した場合,
仮に所得税と住民税あわせて30%とするなら,
27.6×0.3=8.28万円分の税金を払わずに済むことになるのです。
言い換えれば,
毎年19万3200円持ち出せば,国が8万2800円補助して
老後資金の確保に協力してくれる(税率30%の場合)
という制度なのです。
キャピタルゲインが非課税になるだけのNISAと比べて,
かなり優遇されている制度と言えます。
もちろん,メリットばかりではありません。
最大のデメリットは,
60歳になるまで資金が凍結されてしまうこと。
死ぬまで「守りの投資」(パッシブトレード)だけを続けるなら,
確定拠出年金で提供される投資信託を積み立てていけばよいのですが,
途中で「攻めの投資」(アクティブトレード)に転向したくなったとき,
そちらに資金を移すことができなくなります。
また,あなたが60歳になるまで,
この制度が今の好条件のまま維持される
保証もどこにもありません。
途中で条件が改悪されたからと言って,
解約することもできない可能性が
高いと思われます。
そういう意味では税制上の優遇は薄いものの,
NISAの方が使い勝手はよいのかも知れませんね。